« 人生浮いたり沈んだり | メイン | 本年あけましてまだ一局だけ(´・ω・`)ショボーン »

2004年12月31日(金曜日)

今年の囲碁の打ち納め

今日の成績 1勝1敗

よく考えたら時間的に考えて、これが今年最後の対局でした。いつもと同じようないい加減な碁になってしまい、反省するところ大であります。
振り返ってみれば今年はいろいろありました。最後の最後で加藤正夫さんが亡くなったという残念なニュースが飛び込んできました。日本棋院理事長としての仕事もさることながら、もはや大ベテランとはいえ、前本因坊でもあり、ひょっとすると、また、タイトルに挑戦することもあるのではないかとひそかに思っていただけに残念です。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

一局目 ( 定先白番 )

黒は小目二連打から大ゲイマしまり。白は二連星。白6と右下隅に一間高がかりしたのに対し、黒はケイマ受け。付け引くのが定形と思ってたら、黒9ははさみ。定石ではなさそうだけど、右上に大ゲイマしまりがあることを考えると好手だと思う。挟んだ石につけ押さえて白がさばきにかかったところで、黒15と三間開き。これはやや手をかけすぎかなという気もするけど、黒が良さそうに見える。そこで白16で深々打ち込んで荒らしにかかったが、ここは振り返ってみると黒が開かなかった下辺に一着しておけばまだ主導権を握れたような気がする。どうも序盤から相手の地が大きく見えるのは悪い癖。ともかく隅を白24と押さえて白26と飛べばちょっと取られない石にはなった感じ。とはいえ、黒23の開きから黒27の掛かりまでで上辺にさらに黒模様出現。どうも布石は黒ペースになってる。白28の一間受けに対し黒は黒29のぁゃιぃのぞきから隅で生きに来る。黒45の一間飛び下がりに対し、白46はおそらくこういう形で継ぐ時の形。左上隅はおそらく取れているけど、念を入れて白48とはねたが、甘い。甘過ぎ。やはり手を抜けそうなところは気合いでガンガン手を抜いて打ちたいが、ある意味勝ちを拾いに行こうとしている。こんな手を打っていてはいつまでたっても強くなれない。結果、下辺で黒47の開きから黒49の掛かりを許し、左上隅を取ったにしてはまだいい勝負ぐらい。
左下隅での簡単な折衝のあと、黒55の打ち込み。こういう手への対応はいまだにへたくそだ。黒を追い上げてるように見せかけて、なんだかうまく捕まらない。黒91は悪手で白一子抜けば下辺と連絡して攻守入れ替わりというか、ほとんど白投了に近かったように見える。実戦の黒91はほとんど何の役にも立ってないように見える。中側の黒に目はない。右辺あたりをちょこちょこ打ってから、白114,116のハネ継ぎに、黒117と守る。しかし、これは白118と置いて四目中手の黒死。これだけ大きく取ってはさすがに勝ちだろうから、あとは手堅く打っていて十分。しかし、打ってる途中は自分の形勢判断に自信が持てないもの。また、自分の読みが間違ってたり、相手が黒死に納得してくれなかったらどうしようかと、やや不安になる。結局終局処理でも何の問題もなく、215手までで白45目半勝ち。大石は死んだままあまり手もつけられず、死に石指定でも問題なかったようなので、どうやら死んでたことは理解してもらえたよう。きっと、漏れ同様形勢判断に自信がなかったのか、投げ場を失ったのだと好意的に解釈しておく。

二局目 ( 二子局白番 )

とりあえず簡単に。相手はとにかく手堅いという印象。黒24まではずっと上辺か左辺にしか打っていない。ということで石が偏りすぎという印象。左上に手がかりを作ってから白21の天元で大模様の流れに。黒24の掛かりから、右下を生かすけど、よく考えればまあそんなものという感じか。対局中はなんかいやな気分。黒84の切りから怪しくなるがかろうじて一手勝ち。白99からグイグイのびたがここは果たしてどうだろうか?左下隅に白115から手をつけたが、きっちり生きておくべきところで微妙な手を打ってしまい頓死。144手までで白投了。左下が死んでしまっては、左辺の黒地が大きくて、中の白ではちょっと対抗できないと思ってたが、終局後予測機能を見てみたらどうもまだ微妙だった感じ。この碁はどっちかといえば形勢判断で投げたというより闘志がなくなって投げたという碁。こんな恥ずかしい碁で一年の締めくくりとは…という気もするが、普段からそんな碁は打たないように心がけておけばいいだけのことで、やはり日頃の行いが悪いとしか言いようがなく、正直スマンカッタ…_| ̄|○

もう一局打とうかと思ったが、なぜかCgobanが固まったので、今日はこのぐらいにする。
でなぜかそのまま明け方年賀状を印刷して、雪の中ポストに投函。買い物に行ったり昼寝したりして、結局夕方やっとちょこっと書き始める。すぐに夕飯になりそのまま格闘技やらマツケンを見ているうちに年が変わってしまう。そんなわけで、去年末の対局日記を翌年書くという極めて味の悪いことに…_| ̄|○
やっぱり内容をもっと簡潔にして負担を減らさないといけないなと思いつつ、実は投稿日詐称のテストもかねてみるテスト。

投稿者 BabelII : 2004年12月31日 16:50

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://babelii.s19.xrea.com/blog/mt-tb.cgi/43

コメント

コメントしてください




保存しますか?