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2004年12月30日(木曜日)

人生浮いたり沈んだり

今日の成績 1勝1敗

どっかの将棋指しのコラムみたいですが…
うーん、なんか久しぶりに公式戦で打った気がする。なんか派手に攻めようとして空回りしまくるというか、何となくちぐはぐというか、いまいちパッとしない碁ですた。

一局目 ( 定先黒番 )

黒小林流に対し、白は掛かりに受けず三連星で対抗。ここは手抜きした隅を両がかりとかするべきだったかもしれない。結果論だけど、そうしなかったために、白の三連星の勢力が働きすぎてしまった感じ。黒7はちょっと迷ってイチャンホ流に一路よせてみる。
白8一間高がかりに二間高ばさみで対抗する流れ。白はケイマがけ。ちょっと定石事典で調べてみたけど、載っていない。一見ありそうな手にも見えるけど、なぜ載ってないかは考えてもすぐにはわからないのでここらは今後の課題。しばし考えて、黒11,13とケイマを切りにいく芋筋。白14に黒15と押さえた結果、黒石が斜めに四つ連なるといういかにも臭そうな形に( つД`) ところが急所に切りが入ってる白の方が苦しかったようで、黒21となってはほとんど白がバラバラの感じ。
白はアテを二つ決めてから白26と飛び出し。これでちょっともてあまし気味の気分になる。黒27の曲がりに白28と利かしにくる。ここが判断の分かれ目で、黒29と二子を取ったのは利かされだったかも。それよりもN4と切って下辺を取りにいった方が大きかったかもしれない。黒31ののぞきは露骨に利かしにいったつもり。白32は、黒33とはね出して、白34と切られても取れるのはほぼ読み筋。ただ、白42と飛び出されたのは厳しいところ。
黒43のアテから三子を捨てて右辺を厚くするのはかねてからのねらい。ただ、三子をあっさり捨てるのはどうだったか…。白52の一間高がかりに一間受け。ここもどうだったか…。あっさり白を治らせる展開になっては三子も浮かばれない感じ。やはり挟んで厳しく攻め立てた方が間違いが少なかった気がする。
白54の左下でのケイマに黒55と飛び出してから、白60まで右上で治られる。黒61の掛かりに三間ばさみ。黒63は右上の補強もかねて挟み返し。白64の詰めに黒65で三三入り。ここで白の押さえる方向を逆に読んでたのが失敗。三連星なんだから実戦が正しい。黒75まで隅で生きるが、白の大模様が固まる。ちょっと消しにくい感じで白やや勝勢という気がする。
黒77以下ちょっとでも白地を減らそうとする。白82はいいところだと思う。反発して、黒83,85とつっこんでから黒87と戻る。右辺をいったん止めてから、黒93とはね出し、アテを利かせて、黒109まで白4子を取った形に。一応勝負手気味だけど、黒も三子ばかり取られてて、損得は微妙。いずれにしても黒113が利くと思ってたのが大きな勘違いで、最後の最後で作戦大失敗(´д⊂) 泣く泣く上辺を確保するけど、これではかなり損した気分。負けを覚悟する。
下辺でごちゃごちゃやってやや減らされたのは白82の効果。黒137切りに白138が痛恨の一着。逆からあててたら何事もなかった。141手までで白投了。白の大石が死んでるのにすぐには気付かず、まだ形勢やや白有利だと思っていた。よくよく見直してみたら、白にしてみればほぼ勝ってる碁を信じられない一着でひっくり返された形になっているわけで、即去りしたくなる気持ちもよくわかった( つД`) 逃亡しなかっただけマシとはいえ無言で去られては何が起きたのか一瞬わからなかった。このあたりは自分でもよくやることなのであまり深くは追及できません ( ていうか次ですぐやってるし(´д⊂) )

二局目 ( 定先白番 )

黒三連星にしろ三連星から九連星になるかと見せかけて、黒9はかかり。天元先着が課題になる。白10五の五こすみから白12と二間に飛んで盛大な模様を目指すが、めざとく黒17の打ち込み。手拍子で白18と飛んだけど、ややもてあまし気味。白24とつけてから白28と掛かり右辺方面の形を決めてから中央を攻めようかともくろむが、このあたりは黒に下辺の広大な地を与えて作戦失敗の様子。黒56の一間高がかりで、右辺の四子の攻めをもくろむ。ここらあたりから、中央の雲行きが怪しくなる。黒18の一間飛び下がりが機敏かと思ったが、今から考えると、のぞきを決めたりして左下の生きを図ればまだこれからの碁だったかも。白82以下無理矢理切りにいくが、黒89,90で逆に切断される。ここらあたりはなんか投げにいってるみたいな打ち方で、もうちょっと落ち着いて打てばよかったかもしれない。あとははっきりやけくそ。こんな醜い手を打つぐらいなら切断されたところで投了してもいいぐらいだったと思う。ともかく111手までで白投了。挨拶してすぐ抜けたけど、相手は投了に疑問だったよう。コミュニケーション能力なくてスマンカッタ( つД`)
いずれにしてもここから打ち続けても惨めになるだけだし、そりゃかっこいい投了は、半目負けまで読み切ってとか、きっちり勝負手仕掛けて失敗してからとか、あるけど、そんなことが出来る技量があれば11kなんかで打ってるはずがありません。やっぱり打ってる本人がこれ以上打ち続けても勝てないと思ったら潔く投げるべきだし、まだ勝てる手が残っているかもしれないと思っているのに投了するというのはおかしなことだと思います。
そういう意味では投了のタイミングなんて極めて主観的なものであり、打ってる本人が負けたと思えば投げればいいし、まだ手があると思えばその手を打てばいいということです。また、対局相手から見ると自分だったらもう投げるのにと思うことは勝手だし、しばしばそう考えるものですが、いずれにしてもやはり投了のタイミングが打ち手の主観的な基準に基づくものである以上、強制できる性質のものではありません。
ただ、碁はひとりで打っているものではなく、常に対局相手の存在を忘れてはなりません。とりあえず負けは負けとして次も気持ちよく打ってもらうということも頭に置いておく必要があります。もう何十目もの負けが確定しているのにそれを投げずにだらだら打つというのは、場合にもよるのでしょうが、多くの場合時間の無駄としか言えないでしょう。
結局はマナーの問題ということになるわけですが、相手がなかなか投げない打ち手で著しく気分を害したという場合に取れる唯一にして最強の手段は、その人とはもう二度と打たないことではないでしょうか?もっとも、他の人も同じように考えている可能性が極めて高いわけで、そうすると、自分がよほどマナーについて自信があるという人でもなければ、他者に対しては寛容になるべきと言えるでしょう。そうでないと結局翻って自分自身の対局相手を失うことにつながります。
まあ、そんなわけで、つらつら変なことを書きましたが、何が言いたいかというと、漏れが投げた時は遅すぎることはあれ早すぎるということはあり得ないのでほっといて( つД`) ということと、対局相手に対して心中何を考えていようと勝手だろ?ってことです。 このブログでは碁について、どちらかといえば対局中の本音をさらけ出してみようという方針でやっている手前、相手に対する感想とかも多く含んでおります。よほどのことがない限り失礼のないように心がけてはおりますが、粗相がありましてもどうかご海容をおながいします。 ( 投了問題について参考にならなさそうで参考になるページ→ http://menashi.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?%C5%EA%CE%BB%A4%C8%A4%AB%A4%CE%A4%AA%CF%C3%A4%B7 直リン不可のようなのでコピペで… )
本局の場合は、左上中心にまだ手広いのですが、手広すぎてそのまま白地になるとは思えません。たとえば三三入りぐらいで簡単に荒らせるでしょう。中央は黒がほぼ制圧しており、下辺はもうはっきり黒地。右辺のちょぼちょぼでは足りないというのが投了時点での大体の形勢判断でしたが、何より最大の理由ははっきり闘志がなくなったということにつきます。正直、ヘボイ碁ですまんかった( つД`)


さてそろそろ年賀状書かないと…(´・ω・`)

投稿者 BabelII : 2004年12月30日 18:00

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